ずっと一緒
「ぁ、ぁの…
 優クン!」

「何?」

「私、優クンが好きです!!!」

「ありがとぉ。
 でも、ゴメン…」

「ぃえ、いいんです!
 伝えられただけで十分ですから!」


その子は泣きながら教室を出て行った。

こういうことはよくある。

 
そして帰り道――

1人で帰っていて、
すごく唯が気になった。

怒っているというより
今にも泣きそうだった唯の顔を
忘れなれなかった。

「まぁ、明日聞こう」

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