百涙千笑-ヒャクルイセンショウ-

運命の赤い糸

運命の赤い糸なんて
あるはずない。
そう思ってた。
そうとしか思えなかった。

でも
お前が言うから
お前が信じるから

なんだかソレが
存在するような気がして…

俺がお前に出会ったのは運命。
お前と仲良くなれたのは
運命…?それとも偶然…?

"運命"だと信じたくて

俺の運命の人は誰だろう。
なんて考えてみたり
俺の運命の人がお前だったらいい。
なんて思ってみたり。
"偶然"の存在を消そうとした。

俺らしくない事ばかりだ
なんて自嘲してしまう。

運命の赤い糸で
お前を縛り付けてしまいたいよ。
運命の赤い糸で縛って
俺の標をつけたいよ。

運命、を理由に
愛情、を理由に
お前をキツく抱き締めても
許されるだろうか。

俺とお前を繋ぐものが
運命の赤い糸なら嬉しい。
違ったとしても
無理矢理でもソレに変えてみせる。

お前を想う気持ちは
誰にも止められない。
神でさえも…。

†+────────+†

運命って何だ?
偶然って何だ?

†+────────+†
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