百涙千笑-ヒャクルイセンショウ-
君の笑顔
風に吹かれて
桜が散っていく。
君の笑顔だけが
散る事なく咲いていた。
無邪気な君の
その笑顔
美しくて
輝いていて。
ただただ見惚れている僕。
君は不思議な顔で僕を見るけど
僕は何も言えなくて。
桜の様に儚い一生なら
その笑顔の散るまで
僕はただ君の傍に居ようと、
君が散るなら僕も散ろうと、
強く思った。
君の笑顔は
妖しくも美しい
夜の桜の様…
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月に照らされた冷たい桜からは
目を離す事なんて
出来やしないのだ。
†+────────+†