*パパはヤンキー高校生*



「瑠華、降りてきて大丈夫なのか?」


さっきの、2人で話したいと言った先輩は何だったのか…。

うーん…気になる。


「瑠華、聞いてるのか?」


「え?何ですか?」


刹那さんに呼ばれて気づく私。



「ったく…なんだよお前ら…さっき何かあったのか?」


「………なにもないよ柳下君!」


「今の間はなんだよ」



先輩、明らかに困ってる…よね?



「刹那さん、それより何ですか?さっき私に何か言ってませんでした?」


「は?ああ、降りてきて大丈夫なのか?って聞いたんだけど、何か変な事考える余裕あるみたいだから大丈夫そうだな」


「変な事って何ですか!?」


「増田の顔、ジーッと見てただろ?」


「え?…瑠華ちゃんが…」


「見てません!!絶対見てません!!」


「だってよ、増田…」


ふっと鼻で笑う刹那さんの横でちょっと落ち込んでる先輩。



「いや、先輩!?違いますよ?その、あの…」


「ありがとう瑠華ちゃん…いいんだ…」



先輩!わかりやすいですよー!!


もう!!モヤモヤ!!







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