*パパはヤンキー高校生*
「ん?お前…」
「え?」
刹那さんにお前と言われ、少し顔を刹那さんのところに向けてしまった。
それと同時に刹那さんも、私にさらに密着し、私の顔を後ろからのぞき込む。
私と刹那さんは、本当にキスが出来そうな距離に…。
「……………」
「お前、顔赤いけど、また熱上がったんじゃねーのか?」
「そ、そんな事!ないですよ!」
私はとっさに顔を前に向きなおし、明らかに赤らめた顔を隠す!
あんたのせいじゃ!!!アホ!!!
「何、してるの?」
その時、ドアの向こうから先輩の声がした。
なんか、とてもまずい気がした。