*パパはヤンキー高校生*
【◆2◆】学校にパパ在り
チュン チュン――――。
朝。
普通なら清々しい朝。
だけど、今日はやけに台所が煩い!!!!!
"バタン!!"
「お~。おはようさん」
キッチンで、軽快に鍋を振る柳下刹那。
(やっぱり・・夢じゃない)
私は肩を落とし、そのままキッチンを通り過ぎようとした時だった・・
「待て」
いきなり呼び止められた。
「な、何ですか??」
「朝の挨拶くらいちゃんとしろ」
「はい??」
「はい??じゃねーだろ。俺がおはようっつってんだぞ??返事は」
「お、おはようございます」
私は小声で言った。
「今度からデかい声で言えよ」
ムキーッッ!!!!!!!!
偉そうに(怒)!!!!!!!!
私は、ズカズカと洗面所に向かった。