*パパはヤンキー高校生*
「とにかく、学校では私に話しかけないで下さい。私は、あなたとお母さん事、まだ認めてませんから!!」
「待った」
「まだ何か?」
「認めるとか認めねーとか、そんなのどーでもいいし。これ、とにかく持ってけ」
「え?」
柳下刹那が私に差し出した物それは、
「お、お弁当?」
「ああ、俺が早起きして作ってんだ。感謝しろチビ娘」
「なっ!!」
柳下刹那は、私に弁当を押し付けた。
「じゃーな。放課後、真っ直ぐ帰ってくんだぞ」
「ま、待って!!」
「何だよ」
「あ、ありがと」
「父親だ。当然だろチビ」
柳下刹那は、片手を挙げて立ち去った。
別に作ってなんて頼んでないって言おうと思ったけど、言えなかった。
なんか、意外だったからビックリしたのかな?
ってか、チビは余計なんですけど。
私は、弁当を見つめた。