*パパはヤンキー高校生*
放課後、ゆっことりー君はデートに行くみたいだから、校門前で別れた。
「いいなぁ・・ゆっことりー君はっ、何だかんだでデートとか行くしね・・羨ましいっ」
そんな事を一人でブツブツ言いながら、家路を歩いた。
"ガチャン"
「ただいまぁ」
誰も居ないけど、やっぱ家は落ち着く。
カバンをソファーに投げて、電話の留守電が光ってるのに気づく。
(留守電だ・・・)
"ッピ"
私は、再生ボタンを押して、冷蔵庫に向かった。
『新しい伝言が一件です。9月8日午後3時・・・』
(ついさっきじゃん・・・・)
そして、飲み物を口に含んだ。
『ちーっすっ!!初めまして、パパでーすっ・・可愛い俺の娘は元気にしてますかー?!今からそっちに行くんでよろしくっす!!んじゃ・・・・・・』
は??
何今の伝言・・??
え??新手のオレオレ詐欺??
しかも・・パ、パパ??
いや、私のお父さんあんな言葉遣いじゃないよ??
しばし固まっていると・・
"ピンポーン"
「へ??まさか、本当に来たの??新手の詐欺・・・」