*パパはヤンキー高校生*
【◇5◇】本当にパパ…?
翌朝、眠れないまま朝を迎えた。
ハァ……なんであんなことだけで眠れないのよ。
私、何気にしてるわけ?
あの人、他人だよ?
「あ…遅刻しちゃう!」
朝を迎えてからも、ボーっとしていた私は、ベッドから出るタイミングを失っていた。
慌ててベッドから出て制服に着替える。
ガチャン…―――
台所やリビングがやけに静かって思ってたけど、やっぱり……。
刹那さんの姿がどこにもなかった。
あの人が来るまではこの静けさ当たり前だったのに、慣れてるはずなのに……。
私、ホント気にしすぎ。
私は振り払うように首を振り、
「学校いこ!」
私には、関係ないんだから。。。