*パパはヤンキー高校生*
私は、玄関ののぞき穴から外を見た。
「え??・・何で??」
玄関先には、引越し屋の人たちが5名くらい立っていた。
"ガチャ"
「は、はい・・??」
「あ、どーも!!如月様のお宅で間違いないですか??」
「はい。そーですけど・・あの・・何か??」
「引越しの荷物をお届けに参りました!!」
「は??」
「では、失礼します!!」
「え?!ちょ、ちょっと!!勝手に!!」
引越し屋の人達は私に断りなく、どんどん荷物を運ぶ。
「はぁ?!どーなってんの?!ちょっとあの!!」
「どうも初めまして・・・」
玄関先から男の人の声が聞こえて、私は振り返った。
「パパでーす・・・」
そこには、ドアにもたれ掛かって腕を組んでいる、金髪の見るからにヤンキーな人が立って居ました。