*パパはヤンキー高校生*
「先、帰りますから!!!!」
私は、刹那さんを置いて帰ろうとした時、呼び止められた。
「おい瑠華!!」
「何ですか?」
「お前、飯でも作ってたのか?」
「え?」
「格好」
「格好って……」
私は、自分の洋服に目を移した。
ちゃっかり、エプロンをつけていた。
「////////…別にいいじゃないですか!!」
すると、頭に温かいものが触れた。
それは、刹那さんの手だってすぐ分かった。
「そこまで慌てて、俺を心配して来たんだろ?ありがとな」
ドキっ!!///
一瞬、心臓が波を打った。
え?ドキっ?
いやいや、おかしいよ!!
顔も熱いし………何で?
「か、勘違いしないでください!!お母さんのためです!!」
「あっそ、んじゃ、帰ってやるか!俺の家に」
そのニヤって笑顔が、やけに輝いていたのは……きっと、勘違い!!!!!
それから、私と刹那さんは、並んで帰った。