*パパはヤンキー高校生*
【◆6◆】パパと先輩





--チュン チュン


「…ン―――!!ハァ…朝か…」


部屋の窓から、朝日がまぶしく顔を出している。


昨日は、なんか疲れたなぁ。

ってか昨日…お母さんから電話があって、お母さんと刹那さんとの関係が分かって…。


やっぱ、本当の話だったんだぁ。

ハァ…、これからずっと刹那さんと生活していくのかな?

けど、お母さんはいつまで外国で仕事続けるか分からないし。

それまでは、刹那さんと一緒だよね?たぶん…。

だって、一応刹那さんは……お、お、お、お父…


「あああーー!!考えたくない。あまり」


朝から独り言をつぶやいていると、


"ドンドン ドンドン!!"


「?!?!」


部屋のドアが勢いよくなった。


「は、はい…」


『起きてんのか?!』


「お、起きてますけど」


『開けるぞ』


「え、ちょ、ちょっと!!」


私が抵抗する暇もなく、


"ガチャ"


「起きてんなら早く降りてきて飯食え!遅刻すんぞ!」


「は、はい……」


"ガチャン"


ってか、普通勝手に入らないよね?

一応、私パジャマなんですけど?

ここ、年頃の女の子の部屋なんですけど?



ま、あの人からしたら、私は「娘」なんだもんね……。








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