*パパはヤンキー高校生*
「ハァ……」
今日はため息しか出ないなぁ。
「瑠華、食べないの?」
ゆっこが心配して声をかけてきた。
今はお昼。
私はいつものメンバー(ゆっことりー君ね)で屋上にいた。
「今日はちゃんとお弁当じゃない!ってことは、例のパパと仲直りしたの?」
「仲直りって……ってかゆっこ、何も知らないのに何でそんな勘がいいわけ?」
「瑠華はすぐ顔に出るタイプだから、わかんのよ!」
「俺も分かる!」
すかさずりー君も話にのってきた。
ってか、手作り弁当から購買のパンになり、パンからまた弁当って言ったら、普段の私の生活を知ってるゆっことりー君なら分かって当然か…。
しかし、勘が鋭すぎる。
「仲直りって言えば仲直りかもね…ってか昨日、実はお母さんから電話があってさ…」
「え?!おばさんから?」
「うん…」
私は、ゆっことりー君に、昨日のお母さんとの会話と刹那さんとあったことについて話した。