小さな小さな~love story~
「告白なんかしないよー。」

「なんでー??
 バレンタインも結局渡さなかったし」

「まぁねー。
 渡せる機会がなかったしねー。」

「うん。
 今回も告白の機会がないし。」

「んー。そうだねぇ。
 でもすっきりしないと思うけど?」

「そうだけど。
 正直な所言えないと思う。」

「なんで?」

「学年って違いもあるし。
 向こうはあたしの事知らないん
 だよ?」

「まぁね。
 ツライなぁ、どっちも。」

「でしょ?」

「でも、言うタイミングがあって
 言えなかったってのは、
 後悔するでしょ?」

「うん。」

「だから、美優は、いつでも
 告白できる状態にしてて。」

「状態?」

「ココロの。」

「ムリかも…。」



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