私のOrion

私の進路先は星陵高校と呼ばれ、頭の賢い子は行かない。
簡単に言えば[馬鹿校]。中1レベルのテストのためとても簡単で、自然とヤンキー率も高くなる。そこまで荒れていないけれど‥‥


理由は簡単。
もう勉強をするのが嫌なだけ。
それに、要も同じ学校なので少し安心できる。


そんなことを考えながら帰っていると、いつの間にか家の前。鞄から鍵を出して開け、部屋に入る。

家の中は静まっており、母親はまだ寝ているのだろう。


私の家族は母親一人だけ。父親は、私が小さい頃事故で亡くなったらしい。
私が覚えていることは父の名が[聖也]ってことだけ。

それ以来、母は女手一つで私を育ててくれた。

そんな母に私は感謝している。
親子仲も悪くない。



今はまだ昼の1時。
用事まで時間があるので、ベットに寝転び寝た。
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