あいをください

やっぱり手に入れられなかった。

彼も彼の愛情も。


元からなかったのだから仕方ない。



しかし、そうは言っても信じ続けて来たものを失うと言うことは少なからず絶望に立たされる。


絶望とは望みを絶つと書く。


望みを、生命を絶つ決断が今迫られているのだ。
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