あいをください

ダブった。

当然だ。

理由、登校日数の不足。うん、納得。
だって不登校だもの。


入学して一ヶ月。既に体力の限界。
こりゃおかしいなと思った、養護の先生に精神科に連れて行かれて、私は『病欠』扱いになっていた。
事実、調子はかなりおかしい。昼夜の区別がつかなく、生活リズムはめちゃくちゃだ。
それでも、お金欲しさにバイトは頑張っちゃってるんだから、『病気』なんて言っても説得力無し。

私だって、自分が病気だなんて実感は無かった。

―でも、自分が正常じゃないことはわかっていたんだと思う。



最初の病名…『思春期心身症』。
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