あいをください
変わり者の医師がくれる薬は気休めでしかなく、私は毎日暗鬱と過ごしていた。

そんな気分を晴らす為にマナブと肌を合わせる。逢う日には、決まって約束事のようにだ。

疑うこともなく、それが愛情だと信じたし、愛されていると実感もあった。



行為が終わるとその気持ちも消滅するのだが。
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