雲の上


しばらくたったある日、雅と明衣と一緒に歩いていると、あっちゃんとすれ違った。


あっちゃんは私を見て微笑みかけた。


わたしも微笑み返した。


(またあの女の人だ…)


やっぱり付き合ってるのかもしれない。


いやきっと、あの人はあっちゃんの、“彼女”なんだ…


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