雲の上


“私が好きなのは、あっちゃんだもんっ!!”って叫びたかった。


“どうして分かってくれないの”って泣きながら問い掛けたかった。


でも…


“妹”そう、私はあっちゃんにとって、妹でしかないんだ。


震える声を堪えて、私は言った。


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