smile for me
すると1人の部員が麻姫さんに気付き、重たそうなジャグを持った。
よーく見てみると、それは弘也だった。
あいつ…!
『嘉人!弘也が麻姫さんに手出してるぞ!』
『は?…あーっ!ちくしょう弘也の奴め…!』
昨日の麻姫さん初めまして!から思ってたけど、あの2人はなんか仲が良いように見える。
部員とマネージャーって感じがしない。
まさか、付き合ってるとか?
いやいやいや。
それはないだろ!
うん。絶対ない。
いや、でももしかしたら…ブツブツ
『おい!裕太!なに1人百面相してんだよ。笑』
『え、いや、なんでも。』
見られてたのか…!
『そ?ならいーけどさ。てか、昨日から思ってたけど、あの2人仲良くね?』
まさかの嘉人と以心伝心?
『お、おう。俺も思ってたんだよ。それ。』
『ああ、だから百面相してたのか。納得。』
『うるせーよ。
部活後にでも聞いてみる?弘也に。』
『そーすっか!』
今は部活に集中しないと。
部長がすげー顔してこっち見てるし。苦笑
…付き合ってるとか言われたらどーしよ。