I -私-
「はっ??」



意味が分からない。



私が脳の病気??



そんなのどうして分かるの??



「犯行の部分だけ覚えていないのだから君が納得できないのも頷けるだろう。だからこそ、美月ちゃんが証拠になるんだ。」



思わず美月の方見た。



美月は目に涙をいっぱい溜めている。



服は血(今、普通に立っているのだから血糊だろうが)真っ赤で痛々しい。




「美月??」




「沙羅、私武さんに言われて1人で沙羅の病室に来たの。覚えてるね??」
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