I -私-
「沙羅!!!!」


「大丈夫だよ。今、催眠ガスで沙羅ちゃんを眠らせた。このままじゃ、ショックが大きすぎて自殺しかねない。」



「自殺・・・。」



「しかし、予想外だった・・・こんなに記憶が一気に呼び戻されるなんて・・・。沙羅ちゃんには悪いことをした。次に目覚めるときは、少しでも、落ち着いていればいいが。」



「武さん、沙羅は、どうなるんですか??」



「とりあえず、精神病院に行くしかないね。沙羅ちゃんの場合、重度の精神病患者だから。刑事責任は、今の状態じゃ、とてもじゃないがとれないだろう。それどころか、一生、廃人のような生活を送るかもしれない。」



「そんな!!沙羅ッ・・・!!何で、何でこんな事になったんですか??こんなに病気が酷くなるまで、沙羅は気付かなかったんですか??何で??」



美月は、大声で叫ぶ。


確かに私は、沙羅に刺された。



でも、沙羅は私の親友。


大切な、大切な親友がこんなのって・・・悲しすぎる!!











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