I -私-
バンッ!!



思いっきり屋上のドアを開く。



急いで、沙羅の姿を探す。



沙羅・・・



久しぶりに思いっきり走ったのと、妙な緊張感で足がガクガクしていた。



(うわっ・・明日絶対筋肉痛だ。)



「あっ!」


武さんが声をあげる。


武さんが見ている方向へ目を向けるとフェンスの向こう側に沙羅がいた。




「沙羅っ!!!!!」
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