I -私-
「あんた、やっぱり、疲れてるのよ。今日は、早く寝ちゃいなさい。」



「・・うん。」



なんとなく釈然としない気分のまま、とりあえず、返事をする。



帰りがけに怖い事があったせいであんな幻覚を見てしまったのであろうか?



「・・彩子ちゃんが、怒ってるのかな。」



そうつぶやき、私は夕食を食べに食卓へ向かった。


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