I -私-
「そんなの嫌!!夢!!夢じゃなきゃ嫌!!!嫌!!!」


「うるさいなぁ。」


と言い、胸元に包丁を当てる。



「死にたいの?」


「ヒッ!!」


と思わず、のけぞる。


「くすくす。大丈夫。まだ殺さないから。」


「・・えっ。」


いやな汗が背中につたる。


「順番だよ。・・ジュンバン。」


彩子ちゃんがそう言った瞬間、私の意識は飛んだ。
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