I -私-
「おはよう!!」


と言い、背中を思いっきりどつかれる。



「キャッ!!!なっ何??」



「何そんなにびっくりしてるのよ!」


と笑いながら美月は言う。



「なんだ・・。美月か。よかった。」



とホッと息をつく。



「??変な沙羅。そういえば、今日の授業の事だけど・・。」


いつもと変わらない日常。


でも、私の、手首には彩子ちゃんに掴まれてできた痣がある。
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