I -私-
それが今はどうだろう??



皆本気で悲しんで、本気で涙を流している。



小学校の時は気が強く傲慢な性格から、影でとりまきから悪口を言われていたあの麗華ちゃんのために・・・。



小学校を卒業をして変わったのかもしれない。



もし、小学校のクラスメイトを呼んだとしたら、何人の人が麗華ちゃんのために本気で涙を流したのだろう??




ヒュッ



と突然風の音がした。



後ろを振り返ると、少し離れた所に彩子ちゃんがいた。



何も言わずただ私の事を黙ってみている。



静かな目が少し怖い。
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