I -私-
そうして私は気分が悪いまま葬儀場へと入ると麗華ちゃんがいた。



正しくは写真の中に・・・。



写真の中での麗華ちゃんはハツラツとした笑顔を浮かべていて、本当に綺麗だった。



あの笑顔の裏で、何があったのか・・。



今となっては麗華ちゃんの口から直接聞けないが、私は、絶対の真相を突き止めて彩子ちゃんと麗華ちゃんを成仏させてあげようと思う。



そう心に決めて最後のお別れをしに麗華ちゃんが入っている棺に近付く。



棺の中の彼女は生気はなく、空虚な感じがした。



(これが死なんだ・・・。)



そう思うとふいに涙が出てきて止まらなくなった。



(つい先日まで、普通に話してたのに・・・!!)



急に死が実感できた。



私は悲し涙か、悔し涙か区別のつかない涙を流しながら、ゆっくりと麗華ちゃんに最後の別れを終えた。


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