I -私-
本当に、本当に急に消えたのだ。

今でも行方は、つかめていない・・。

警察も必死で探したのだが見つからないのだ。

人々は神隠しだとか、家出だとか色々な噂を立てていた。

もし、彩子ちゃんが見つかりもう1度あったらきちんと謝りたい。

許してもらえないかもしれないけど謝りたい。

ふと時計の針を見ると、ちょうど4時を指していた。

「もう1回寝なおそ。」

と言い、私は布団の中に入り再び夢の世界へ旅立った。

この時にもう、悪夢は始まっていたのかもしれない。
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