I -私-
真実
妙に鼻につく臭い・・・。


(ここは・・??)



と私は重い体を起こす。



「あっ!沙羅起きた!!沙羅、大丈夫??」



「・・あっ美月・・・。まだ頭痛いけど、とりあえず大丈夫。ねえ、ここどこ??」


と私はボーっとしながら尋ねる。



「ここ??地獄だよ。」



と美月は凄い形相で私を見る。



顔の形がだんだん変わっていく。



いつの間にか、美月は彩子ちゃんの姿に変わっていた。



「あ、彩子ちゃん・・・。」



「地獄へようこそ。沙羅ちゃん。」


と彩子ちゃんは不気味に笑った。



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