I -私-
と叫んで私は起き上がる。


「あっ!沙羅、良かった!!」


と美月はホッとした表情で微笑む。



目の前の美月は血まみれでなかった。



「美月??生きてるの??」



「ん??生きてるけど・・どうかした??」



という美月の表情はいつも通り。



「良かった~夢だったんだ・・。」


と私はホッと息をつく。



今気が付いたのだが私はすごく汗をかいていた。


もちろん冷や汗だ。



「何か怖い夢でも見た??」



「うん。すごく・・そういえばここどこ??」


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