I -私-
「あれっ??ここは??」



辺りを見回すと私がさっきまでいた病室であった。



やっぱりさっきのは夢だったらしい。



ガラッ



病室のドアから入ってきたは、さっき帰ったはずの美月であった。



「美月!?どうしたの??さっき帰ったんじゃ??」



「えっ・・うん。何か戻ってきちゃった。」




美月の目は、少し赤い。



さっきまで泣いてたらしい。




嫌な沈黙が続く。



その沈黙が重くなり私は、口を開こうとした。




そのとき、




ニクイ、ニクイ、ニクイ、ツギハアナタノバン



えっ・・??



誰??
< 84 / 146 >

この作品をシェア

pagetop