I -私-
「証拠は、あるんですか??」



「証拠・・??」



「そうです。証拠がないのに、私を犯人と決め付けるなんておかしい。私だけが犯行が可能だったなんて、言い分通用しませんよ!!」



私がきっぱりといい放つと武さんと彩子ちゃんは急に、曇った。



(ほら、やっぱり証拠がないんだ。)



「証拠っか・・・。」




「ありませんよね??だって私はやっていないんだから!!証拠なんてあるはずない!!」




はあーと武さんが溜め息をはく。



顔は何となく疲れた感じ。



まだ、20代なのに、表情は40代のおじさんのよう。



「しょうがない。あんまり言いたくなかったが証拠なら、あるよ。」
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