I -私-
「えっ・・?!まさか。」




「そのまさかだよ。」




「だって私はやってな、」



「沙羅ちゃん、君、今、手に何持ってる??」




「えっ・・・??」



私は、恐る恐る自分の手を見る。



「ひっ・・・!!」



ゴッ カラン




「なっ何これ・・・?」



私の手からすべり落ちたもの・・



それは、真っ赤に染まった包丁であった。


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