最後の恋
夕方の5時ごろ


今日は体調が悪くってベットに寝ていた。


あいかわらず皆の笑い声が

一人ぼっちの私の部屋に響いてる



         トントン



窓が叩かれる音がした。


見てみると、窓のむこう側には
昨日のあの男の子が立っていた。



男の子は、また人懐っこい笑顔を私にむけて

窓の鍵を指さして開けてとゼスチャーする。



一先ず、だるい体を起こして私は窓を開けた。


「こんばんは!!」


『・・・こんばんは。』


「今日は体調どう??」


当たり前のように質問をしてくる男の子にまた少し驚いた。

この子の頭の中には【人見知り】って言葉は無いのだろう。


にしても、馴れ馴れしすぎる。無神経すぎる。


どうして私にかまうの?

それが、この子の性格だから?


なにか触れたことの無いなにかに
のみこまれそうな気がして

わざと男の子にたいしてきつく言葉をかえした。


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