Dragon Fang
ふざけて嘘を吐く時、少し目を逸らす癖。
調子が良いとマシンガントークをし出す癖。
あたしと羽瑠を足すと出来上がるような人。
「その話の前に、他に話したい事が沢山あるの。」
…うわ、来た。
「あのね、この病院。待合室はとっても大きくて綺麗なのに、ポットの出が悪いの!!それに、まだ若いのに見て!車椅子に乗って移動しなくちゃいけないの。足は別に悪くないのよ!?ただ、看護婦さんが『二ノ宮さん、歩いているとフラフラどこかへ行っちゃう』とか言うの!――…」
あぁ、始まった。
泣く子も黙るマシンガントーク。