Dragon Fang
ところで、亜美は何歳なのだろうか。
ふとそんな疑問が浮かんだ。
「あたし、すごい驚いたんだけど…。」
「何に?」
「あんたが、今回の件に首出して来ないって聞いて。」
あたしは亜美の横顔を見た。
多分、夏弥か良壱が言ったんだろう。
「そう。」
「でも、多分最終的には首突っ込むと思うんだよねぇ。」
赤信号で車が停まる。
最終的には…って、あたしそんなに信頼がないのか!?
溜め息を吐いた。
「何でそう思う?」