Dragon Fang
…本当に。
あたしは、良壱とはやっていけないかもしれない。
喧嘩がする度に、あたしがイライラして何かに当たって…。
被害者続出。
いつかは一人二人平気で殺してしまうんじゃないのかな。
自分の血か他人の血か、分からないけど手の甲を拭った。
そして、まだ使える事を願って携帯を開く。
あ、点いた。
丈夫な携帯。
あたしは電話帳を引き出して、あるとこに電話する。
「…今すぐ来て。」
無理矢理切った。
来てくれるって、信じてたからかもしれない。