オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~
「ミキ、元気になったな。
ありがとな、ナッちゃん」
ヨースケは、おかずを選んでるナツに話しかけた。
「ァタシは何もしてないですけど、
ひと晩眠って、元気になったンじゃなぃでしょーか。
良かったです」
ナツは本当に嬉しそうにニッコリしてヨースケを振り返った。
――こ、こんなにカワイイのに、好きだって言えずにガマンできるもんなのか?
ヨースケは、ナツの輝くような微笑に、さっき自分で思ったことを撤回したくなっていた。