オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~

天気はうすぐもり。

ミキの表情も晴れない。

「高校の時もこの辺にぼぉっと坐ってさ。
 あの頃のオレと何も変わってねぇな……」

ミキはかすれ声のように弱く笑った。

「ミキさんは、ァタシたちと会った頃からダイブ変わりましたョ。
 前は昔のハナシなんてしなかったじゃなぃですか!」

「だな」

ヨースケもナツのコトバにうなづく。

「そうかな……」

ミキは自信なさげにうつむいた。
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