オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~

「それでもオヤジのことは今でもゆるせねぇ。
 自己満足な正義感ほどハタ迷惑ななものはないからな」

ミキはヨースケをちらっと見て言った。

「俺もミキにはそう見えたのか?
 最初よくつっかかってきたしな」

「まぁ、ヨースケは単に優柔不断ってのがわかったから、ハラもたたねーけどな」

「そーかよ……」

ヨースケは過去を思い出して憤ってるミキを刺激しないように、反論しないようにする。

「とにかく、あのオヤジの顔を毎日見るのも、世の中の仕組みってのもウンザリだったわけだよ」
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