オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~

小柄で、しかし痩せてはいない、マジメで厳しそうな雰囲気がある。

「ミク、俺に言うことがあるんじゃないのか?」

「ないね。もう帰るよ。
 オレはアキバで勝手にやってるし、オヤジも好きに生きたらいいだろ……」

「2人ともヤメて下さい、
 お友達もいるのに……」

「あの、私はヨースケといって、ミ……クさんと事務所をやってますが、ミクさんには、たくさんのことを手伝ってもらってます……」

「そうですか。
 コイツは父親に似てガンコなところがありますが、よろしくお願いします……」

父はヨースケをちらっと見たが、仕事については触れずそう言うと、店の準備があると言って、部屋を出て行った。

ナツはヨースケの顔を見てクスクス笑ってる。
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