オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~

「小学生くらいからかしら……。
 すぐやめるかとおもってたのに、中学になってもそのままで、女の子にばっかりモテて、調子に乗っちゃったみたい。
 バレンタインなんかもらうばかりで、あげたことなないんじゃない?
 最初は、お兄ちゃんの影響だったのかな?」

母はミキを見たが、ミキは興味なさそうにしてる。

「歳が離れてるんですよ。
 いまはもう結婚してますけど」

ナツはその時のミキの表情を《ジッ》と見た。

お母さんはちょっと待っててと席を立った。

「そろそろ帰るゼ。
 オレの話ばっかじゃつまんねぇだろ」

「楽しぃですよ。
 ヨースケさんが名前マチガぃそうだったし。
 それに、やっぱミキさんはお父さんに似てるンですネ!」

「あんな親父、ヤメてくれよ」
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