オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~
「まぁいいさ。
お袋もたまには休んで兄さんのとこでも行ってみたら」
ミキは電車に乗ってから、もう1度母を見ると、そう静かに言った。
母はミキを真剣に見たが、ミキがもうそれ以上何も言わないので諦めたように言った。
「ミクもたまにはゆっくり帰ってきなさい」
「気が向いたらな……」
「俺たちからも言いますよ!」
ヨースケが言ったところで、ドアが閉った。
ヨースケとナツは見送る母親に頭を下げた。