オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~
――もう少し関心持ってくれてもいいのにな
レイヤは画面に真剣なまなざしをそそいでる
――またあの目だ!
ミキはその少年っぽい、整った目を自分のほうに向けさせたくなっていた。
「なぁ、今晩、泊めてくンない?」
男のフリをしてるとはいえ、ミキはそう口にしてから背中に冷や汗が流れるのを感じた。
「はっ?家出かっ?」
「声、でけーよ」
周囲の目がこちらに向いた気がして、ミキは小声で言った。