オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~
「???
そンなことなぃんですが……。
でも、たしかに、アキバからは見ぇませんね。
ァタシは東京でも、山の近くに昔住んでたンですけど……。
天気が良ければ、ビルによっては、富士山も見えるみたぃですョ」
ナツはニッコリと白い顔を向けてくる。
「富士山は別にいいけどさ」
「ブジサン、嫌いです?
都心からタマに見えると、ぉぉ!、って思ぃますけどネ」
「昔近くに住んでたんで……、あ、いや何でもない」
ミキは背後にナツの視線を感じたが、ワザとらしく、マウスをセワしなく動かせた。