オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~
文京シビックセンターとか言うところで、25Fまでエレベーターを上ると、展望室があった。
「ほら、今日は、山がくっきり見えてますョ」
ナツは嬉しそうに、ミキの手を引っぱる。
「なぁ、ナツ、ひょっとして、このあいだオレが山のことを言ったからか?」
「そーですョ!」
ナツはニコニコしてる。
ミキは見たい、というツモリで言ったのではなかったが、ナツの得意そうな顔を見ていると、つられて笑顔になってしまっていた。