オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~
「ミキはイエ出てどのくらいだ’?」
しばらく歩いた後、ヨースケが思い出したようにつぶやいた。
「1年ちょいくらいかな」
ミキは一応答えるが、ほんとは話したくないとでも言うように、足を速める。
「そろそろ顔見せてもいいんじゃないか?」
ミキが前を行くのでヨースケは背中ごしに声をかける。
「簡単に言うなよ!」
ミキはちょっとだけ振り返って言う。