オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~

「ァタシたちも一緒に行きますから……」

ナツは柔らかな口調で言った。

その声にヨースケもミキもちょっとだけ、表情をゆるめる。

「それは単に興味ホンイだろ?」

今度はミキもちゃんと振り向いて、いつものちょっと皮肉な笑顔を見せた。

「れれ、バレました?」

ナツの営業スマイルに、ヨースケもミキもつられて笑ってた。

「そうだな。
 ちっと、考えさせてくれ」

再び歩きはじめたミキは、次第に真剣な表情になっていた。
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